<2015年1月14日 追記> 以下の記事ですが 「2014年5月に一名での口座開設は認められなくなった」 と読者の方からご報告いただきました。 郵便局に詳しく問合せてみたところ、 振替口座であれば可能、総合口座では不可となります。 振替口座での開設になるため通帳が作れず、 入出金は送られてくる証明書での確認となりますのでご注意ください。 フリーランスが屋号で事業用の口座開設をする場合、 ほとんどの銀行では「屋号+代表者名」での口座開設となります。 「屋号+代表者名」でも問題はないのですが、屋号だけで開設したい場合はゆうちょ銀行がオススメです。 屋号での口座の開き方について解説していきたいと思います。
事業用口座の必要性
フリーランス/個人事業の場合、個人用の銀行口座を事業用として兼用することは可能ですが、プライベートなお金の出し入れも行うため帳簿付けが面倒になります。事業用講座を作っておけば事業で使用するお金の出し入れのみ管理すれば良いので管理がしやすくなります。
屋号で口座開設は可能?
結論から述べると、屋号で銀行口座を開設することは可能です。法人化している場合は会社名義で講座を開設できますが、個人事業の場合、ほとんどの銀行では「屋号+代表者名」での開設となります。
屋号は使えるものの代表者名も必要になるので、例えば「Freelance」という屋号で開業している場合、口座名義は「Freelance 山田太郎」となります。
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など大手の銀行ではいずれもこの名義での開設になります。
ちなみに口座名義に代表者名が付いていても、屋号名だけで振り込みが可能となっています。
屋号のみで口座開設できる銀行は?
実はゆうちょ銀行は唯一屋号のみで口座開設することができます。例に挙げた「Freelance 山田太郎」=「屋号+代表者名」での開設ではなく、「Freelance」のみで口座開設が可能です。
法人化していなくても屋号のみなら会社っぽく見えますね。
例えば他の銀行なら「屋号+代表者名」を用いているので、代表者が変わると口座の表示名が変わってしまいますが、屋号のみで開設できるゆうちょ銀行なら代表者が変わっても表示名は変わりません。
ゆうちょ銀行同士なら手数料は無料となっているので、手数料の節約になります。
(ゆうちょダイレクトの場合は月5回まで無料)
デメリットとしては通帳が作れず、入出金は送られてくる証明書での確認となる点です。
しかし、ゆうちょダイレクトを利用すればすぐに入金の確認ができます。
口座開設に必要なもの
ゆうちょ銀行で屋号で口座開設するには、以下の4つが必要です。・本人確認書類(免許証など)
・印鑑
・名刺(住所を記したもの)
・WEBサイト(ホームページ)を印刷したもの
個人名義の口座と違い、名刺とWEBサイトを印刷したものが必要である点に注意です。
WEBサイトを運営していることが証明するために必要なのでどのページでも構わないようですが、会社概要のページや特定商取引法に基づく表示のページを印刷しておくと良いでしょう。