自分では十分スキルも経験もあるのになぜか書類選考が通らないという方は、職務経歴書の書き方に課題があると考えられます。
職務経歴書はポイントを抑える書くことで、採用担当者の目に留まりやすくなります。
書類選考がなかなか通過しない悩んでいる方にぜひ知ってもらいたい、採用担当者の目に留まる職務経歴書の書き方7つのポイントをまとめました。
職務経歴書のポイント1:キャリアの棚卸し
職務経歴書はこれまでの職歴からどのような経験・実績を積んできたのかを記す、いわばキャリアをアピールする書類です。書き始める前に、まず自分のキャリアの棚卸しをすると書くべきことを把握することができます。
キャリアの棚卸しをしてみると、自分ではあまり自覚がなかったスキルが自然と身についていたり、求人内容にマッチした経験が見つかるかもしれません。
未経験の業種への転職でも、活かせる経験がないか過去の自分の経験を掘り返して探ってみましょう。
職務経歴書のポイント2:3つの記入方法
職務経歴書の記入方法は、「編年体形式」「逆編年体形式」「キャリア形式」の3つがあります。【編年体形式】
職務経歴を時系列に沿って書く方法です。
時系列に沿って記すので職務経歴がわかりやすく、習熟度をアピールするのに効果があります。
【逆編年体形式】
編年体形式が過去から現在に向けて時系列で記入するのに対し、逆編年体形式は現在から過去へ遡って記入していきます。
直近の経験をアピールしたい際に用いる記入方法です。
【キャリア形式】
キャリア形式は業務内容やプロジェクト単位で職務経験をまとめる記入方法です。
技術職、専門職など、スキルをアピールするのに向いています。
編年体形式と併せ、時系列に沿って書くとわかりやすいです。
職務経歴書のポイント3:箇条書きにする
職歴には主語はつけず、箇条書きにすると見やすいです。職務経歴書はいかに見やすく作成するかがとても重要なポイントで、パッと見てわかりにくい書き方だと読み飛ばされたり、アピールしたいポイントがが正しく伝わりません。
職務経歴書のポイント4:求人内容に沿ったアピールをする
優れたスキル・実績を持っていても、求人内容に沿っていなければ採用担当者の目に留まりにくいです。逆にまだ未熟ながらも、求人内容に沿った内容であれば採用担当者の目に留まる可能性があります。
職務経歴書を書く前に、求人内容を読み込み、企業研究をした上でどのような人材が求められているのかを理解することが書類選考通過を分けると言っても過言ではありません。
こういうスキルを持った人材が欲しいという企業の希望が理解できれば、自分の過去の職歴から適したスキル・経験を選んでアピールすることができます。
職務経歴書のポイント5:自己PRで熱意をアピール
自己PRは貴社で働きたいという熱意をアピールするチャンスなので、職務経歴書には必ず自己PRを盛り込みましょう。過去の自分の経験を活かしてどう貢献できるのか、どういうキャリアビジョンを抱いているのかなど、飾らない自分の言葉で書くと伝わりやすいです。
未経験の業種への転職を希望する場合、他の実務経験ありの応募者と肩を並べて戦うためには、自己PRで盛り返すしかありません。
資格取得のために休日返上で勉強をしてきたことなど、努力をしていれば実務経験がなくてもアピールできるポイントはあります。
採用担当者は何十通と職務経歴書を見ていますので、文書から熱意を読み取ってくれます。
職務経歴書のポイント6:読みやすさを心がける
採用担当者の目に留まる職務経歴書にするには、読みやすいように書くことを心がけましょう。アピールできるスキル・経験があるのに、内容にまとまりのない職務経歴書を書いてしまうと採用担当者にスルーされてしまいます。
一度作った職務経歴書を客観的な視点で読み返し、読みやすいかどうかをチェックしましょう。
客観性を意識してもどうしても主観が入ってしまうので、家族や友達に読んでもらってわかりにくいポイントを指摘してもらうのも方法です。
職務経歴書のポイント7:2〜3枚にまとめる
職務経歴書は枚数を多く書けばいいというものではないです。採用担当者は何十通、大企業になると何百通という応募書類に目を通さなければならないため、1枚1枚隅から隅まで熟読してくれるわけではありません。
何十通も見ている応募書類を見ている採用担当者にとって、枚数が多いとそれだけで読む気が削がれてしまいますし、文書をまとめる能力がないと判断されてしまいます。
職務経験の枚数は2枚、多くても3枚以内にまとめるのが理想です。
無駄な表現は省いていき、簡潔にまとめるように意識すれば書く内容が多くても2〜3枚に収まります。