最大65万円の税所得控除が受けられる
個人事業主として開業する最大のメリットとも言えるのが税所得控除です。青色申告書で確定申告をすると、最大65万円の税所得控除を受けることができるので支払う税金を安くすることができます。
青色申告書での確定申告をするには、開業届を提出していることが条件となっており、開業届と同時に青色申告承認申請書を提出することも可能です。
事業費用を経費にできる
通信費、参考書代、ソフトウェア代、電気代、事務用品費、交通費など、事業で使用した費用は経費として勘定することができます。自宅を事務所にして働いている場合は、家賃の一部を経費にすることも可能です。
コピー代など事業に関わる出費は領収書は必ずとっておき、マメに帳簿付けしておきましょう。
3年間、赤字の繰り越しができる
青色申告すると、3年間の赤字繰り越しが可能になります。開業した年は仕事が少なかったり、事務所を借りたり新しくパソコンを購入したり出費が多くなります。
例えば2014年度が赤字で、2015年度が黒字になったとします。
2015年度の確定申告の際、2014年度の赤字分を控除することができるので税金が安くなります。
初年度から黒字であるのにこしたことはありませんが、赤字を繰り越すことで翌年度以降の税金を抑えれるのは大きいですね。
開業に費用はかからない
個人事業主として開業するにあたり、費用は必要ありません。事務所を借りたり事業に必要な機材を揃えたりするための費用は必要ですが、法人と違って登記の必要がないので開業費用がかかりません。
開業届を提出するだけで誰でも開業できるので、開業自体はとても簡単です。
税理士に依頼せずに自分で帳簿付けすれば会計の費用も節約できます。