イラストレータ、フォトショップなどの専門ソフトの使い方を学んだりしますが、HTMLやCSSなどサイト作成の専門知識も学んだほうが有利です。これ以外、工業製品のイラストや医学関連のイラストを描くような専門職を目指すのなら、インダストリアルデザインの専門学校でCG、CADの専門技術を習得する必要があります。
現場の経験を積むことも大事
例え専門学校を出ていなくても、イラストを描く才能があると認められれば、グラフィックデザイナーとして広告代理店などに就職し、現場の仕事を通して経験を積み、イラストレーターとして仕事する、という方法もあります。サイト作成の会社やゲーム会社の場合、イラストレーターを募集しているところは少なく、プランナーやWebデザイナーとして就職し、経験を積んでからイラストレーター専任になるか、独立してフリーとして仕事する、という形が多いものです。サイト作成の会社やゲーム会社に就職する場合、絵を描くことが得意な以外、やはりHTML、CSSなどの基本的なサイト作成のスキルを身につけておくことです。
趣味で絵を描くこととの違い
絵を描くことが趣味、という人はたくさんいますし、自分の描いたものを他の人に見てもらったり、ネット上で公開している人もいます。この場合、自分が好きな絵を描いていればよいのですが、プロのイラストレーターを目指すのなら、自分の好きな絵だけを描くわけにはいきません。仕事を発注するところの希望に応じたものを描かなければいけませんし、時には、自分では満足した出来でも先方に気に入ってもらえず、不本意な訂正を強いられることもあります。こうしたことから、プロのイラストレーターを目指すのなら、先方の希望をよく理解し、決められた納期内に納品できるような能力も求められます。特にフリーを目指すのなら、先方との打ち合わせの仕方やスケジュール管理など、営業マン的なノウハウも身につける必要があります。また、最近の一般ユーザーが一番興味を持っているものは何か、絶えず情報収集を心がけるのも大事です。