現在、最も標準規格に近い位置にあるJava
数あるプログラミング言語の中でどれが標準規格となるかは長年論争が繰り広げられ、未だ決着がつかない難しい問題でもあります。しかし、そのプログラミング言語の標準に最も近い位置にあるのは間違いなくJavaでしょう。これはJavaを習得しているプログラマー人口の多さこそが根拠となっています。ただし、Javaの修得人口の多さに比べ、実際にJavaを主要言語として開発が行われているプロジェクトの少なさがJavaを標準規格から遠ざける要因となっているのです。そのような状況でJavaの修得者数が多いのは、Javaが主に学習用教材として扱われていることが大きいでしょう。初心者向けの学習用言語として人気
Javaはオブジェクト指向など、最新のプログラミング言語に欠かせない重要な概念や機能の殆どが詰め込まれており、Javaを修得することで主要なプログラミング言語に必要な考え方や知識を身につけることに繋がり、まさに最初の教材として最適な言語となっています。Javaよりも古くからあるC言語が本来なら初心者向けの学習教材となる言語なのですが、オブジェクト指向やそれ以外の主要な概念機能の有無によって今ではJavaこそが初心者向けの教材として採用されることが多くなっているのです。これにはJavaを開発する開発環境が比較的容易に手に入りやすいということも大きな要因となっています。特に統合開発環境であるeclipseなど、Java以外の開発にも応用できる非常に優れたツールであり、Javaと一緒にeclipseの扱い方を学ぶことで、開発のための確かな実力を身につけることに繋げられるのです。
殆どの人が初めの学習言語に選ぶことの意味
なにより殆どの人が習得しているプログラミング言語のJavaを身につける事が、その後にプログラマーやシステムエンジニアとして生きていく過程で非常に大きな意味を持つことになります。プロジェクトごとに異なるプログラミング言語をあつかうことになることが珍しくない開発現場において、お互いの知識やスキルを共有するためには共通となるプログラミング言語の知識が必要不可欠なのです。自分の考えやスキルを相手に伝えるための言語として、誰もが習得しているJavaは非常に便利なツールとなるのです。JavaエンジニアはJava単独では将来性は低いと言わざるを得ませんが、Javaを始まりとし、その後に習得する言語やスキルを着実に増やしていくことでプログラマーやシステムエンジニアとしてステップアップするための確実な第一歩となるのです。