いわば制作プロダクションのようなもので、ゲーム以外にもアニメやCDのシナリオを描いたりもします。もう少し幅広く、Webデザインやグラフィックデザインを行う場合もあります。
年収は幅広い
このように、シナリオライターといっても、まだ位置づけがあいまいですが、若い人が多いので、年収として、平均的には250~300万円となります。ただ、年収の幅は広く、シナリオライターだけでは生計は立てられない人もいれば、数千万円の年収を得ている人もいます。大きな収入を得られるのは個人の能力によるもので、やはり能力主義社会なのです。安定した収入を得るには?
制作会社で仕事する場合、正社員で仕事する以外、フリーランス的に契約を結んで仕事するケースもあります。フリーランスで仕事する場合、完全に一人で活動する人もいれば、何人かのフリーランスの人が集まって事務所を作り、互いに仕事を分け合う形もあります。安定した収入を得るには、やはり会社に所属することです。会社に所属して仕事し、自分が制作したゲームがヒットすれば、特別ボーナスを支給されたり、特別休暇が貰えることもあります。実力次第で報酬が大幅にアップする可能性もあるのです。やはり、いきなりフリーで安定した収入を得るのは難しく、ある程度実力が付いたところで、フリーになる人がほとんどです。
実力以外に必要なのは?
シナリオライターでも、面白いものを作れる実力があるに越したことはありません。ただ、会社に所属して仕事する場合、例えヒット作を作ることができなくても、きちんとスケジュールに従い、納期を守ることができるような、まじめな仕事ぶりなら納品先にも感謝されますし、収入は安定します。フリーで仕事しても、一本ヒット作を作ればかなりの収入が得られるのでは、と思うかもしれませんが、たいていは一定金額での買い取りなので、一攫千金とまではいきません。もちろん、ヒット作を作れば、次回からの仕事依頼も増えることにはなります。