担当する業務内容と貢献度に応じて
業務系エンジニアの年収は一定の相場があるというよりも、どれだけ実際に業務を効率化できたかという貢献度に応じて年収の額が決まります。それも一度や二度の効率化だけでは無く、何度も継続して定期的に業務を効率化し続けることが求められ、貢献度を維持してようやく安定的な年収が確保できると言えます。1つのものを完成させ、管理するのでは無く、常に合理性を追求し続け結果を出し続けることが求められる苛酷な業種と言えるのが業務系エンジニアなのです。積極的に作業を効率化することで評価
そんな業務系エンジニアで最も評価させるのが、積極的に業務を効率化させる発想や意見を出す意欲的な姿勢が評価され、年収にも良い影響を与える傾向があります。ごく一般的に寡黙なイメージが多いシステムエンジニアにプログラマーという業種ですが、業務系エンジニアにおいてはそんな控えめな姿勢は殆ど望まれておらず、どんな小さな些細な意見でも積極的に発表し、討論に果敢に参加してよりより作業の合理化を一緒に追求する人材こそ、業務系エンジニアとしての適性として評価されることになるのです。ただ渡された仕様書に沿ったプログラミングしかしなくて良いと考えるようなプログラマー気質では、とても良い評価を得られる業種ではありません。高いプログラミング技術を持ちながらも、野心的とも言える意欲を持って自分の考えを前面に押し出す総合的な人材こそが歓迎されることになります。
指示されたものを開発するだけでは年収は変化しない
業務系エンジニアではただ単に言われたとおりの仕事をしても良い評価が得られることはありません。業務を効率化させコスト削減など目に見える結果を出さなければ、いくら平凡な業務用アプリケーションを開発しても殆ど意味は無いのです。業務のための専用のアプリケーションとは言っても、実際に企業がはっきりとしたイメージを持っていないので、それを指示することはまず期待できません。実際に業務用アプリケーションを開発する業務系エンジニアが、漠然とした企業のイメージをくみ取り、空白となった曖昧な部分を専門知識と柔軟な発想で補い、本当の意味で作業を効率化する合理的な工夫をこらして結果を出すことで、ようやく業務系エンジニアとして評価される結果を導き出すことができます。1つの業務の効率化を実現することでひとまずの年収の評価も定まり、そして次の効率化に取りかかり結果を出し続けることで、年収もまた激しく変化し続けることになります。