アプリのバグやエラーを見付けることが勉強に
テスターやデバッガーをやることの最大のメリットは、デバッグ前の形となったプログラムを直接手に触れる貴重な機会を得るということに尽きるでしょう。これはプログラマー志望やシステムエンジニア志望にとって独学では得がたい貴重なチャンスなのです。テスターやデバッガーをはじめる前に、基本的なプログラミングの基礎を身につけておけば、どのようなバグがどういったミスで発生しているのかもある程度把握することができ、その度にプログラミングに重要な知識を獲得することが期待できます。なにより、どんなにプロとして優れたプログラマーでも、アプリケーションのバグやエラーは無くしきれないと言うことを実際に体感することが、今後、自分でアプリケーションの開発に携わる上で貴重な体験となるはずです。この事実を認識していないと、一つのバグやミスに過剰に責任を感じてしまうことになる場合も考えられます。
ゲームなどのテスターやデバッカーは楽しく稼げる
そしてプログラマーなどを志望する人手ない場合も、テスターやデバッガーは魅力的な仕事先となります。代表的なのがゲームなどを開発するプロジェクトのテスターやデバッガーになる事です。特にゲームの場合はテスターが人気も高くなる傾向があります。それはバグやミスが少なからず存在するとは行っても、販売される前のゲームをいち早く体験し、デバッグやテストと称した思う存分遊び尽くし、最終的には報酬も受け取れる、ゲーム好きの人にとってはまさに夢のような理想の仕事先となるのです。勿論遊び感覚では無く、指示されたとおりの操作と、その結果を詳細に記録することが義務づけられており、単にゲームを楽しむだけの仕事とはなりませんが、限り無くそれに近い結果となる事は間違いありません。
バグを見付ける度に充実感
そして、実際にデバッガーやテスターとして働くようになってから知ることは殆どですが、ミスやバグを見付けるために報酬が追加される歩合制を導入している場合もあり、そのケースでは、バグとミスを一つ見付ける度に報酬を増やせる充実感を得ることができるでしょう。歩合制の場合、デバッグやテスト前のアプリケーションはまさに宝の山であり、中に埋もれた砂金を探すような感覚でバグやミス探しに熱中することができます。現代では殆ど体験できない宝探しのような楽しみ方もできるでしょう。