こうしたことから、DTPデザイナーは比較的短期間で仕事を辞め、もう少し条件の良い職場に移ったり、自分で独立する人も結構多いのです。このため、出版社、広告代理店、印刷会社などでのDTPデザイナーの求人は結構多く、これからも需要は高まります。
スケジュール管理能力も大事
DTPデザイナーを求めるところは、やはり経験者を希望するところが多いのですが、基本的なパソコンの操作ができれば未経験でもOK、というところもあります。クオークエクスプレスは、実際に仕事しながらでないとなかなか使いこなすのは難しいのですが、ある程度イラストレーター、フォトショップなどの操作ができるのなら、DTPデザイナーの見習いのような形で採用してくれるところも結構あるものです。
20代の若い人なら、仕事する情熱があれば採用してくれる可能性も高くなります。はじめは給料が安くても、まじめに仕事し、締切を守れるスケジュール管理能力が身につけば、次第に給与も上がります。
経験を積めば、いくらでも需要が
DTPデザイナーは、他の仕事と比べても経験が重視される職種です。それだけに、ある程度経験を積めば、いくらでも需要があるわけです。DTPデザイナーの場合、パソコンの専門スキル以外、校正、スケジュール管理能力、クレームへの対応など、現場でしか覚えられないこともしっかり学ぶことで、ようやく認められるようになります。就職活動の際も、ソフトが使いこなせること以外、これまでに自分がレイアウトを行った紙面のサンプルを持参し、様々なクレームにも対応したことをアピールすれば、好条件で受け入れてくれる可能性が高くなります。