また、Macを使うので、Macにも慣れておかなければいけません。最近は専用ソフトの使い方を解説したマニュアル本がありますし、パソコン関連などの雑誌でも操作方法を特集で解説していることがあります。
パソコン関連の専門学校でも、DTPデザイナーのための専門コースを設けているところがあり、専用ソフトの操作方法などを学ぶことが出来ます。さらに通信講座でもDTPデザイナーのコースがあります。
やはり実体験が大事
ただ、やはり専用ソフトを使いこなせるようになるには、ある程度の慣れが必要であり、一般の人が見やすいよう、記事、写真、イラストなどを配置してレイアウトを行うのも、少しばかり経験が必要となります。専用ソフトの基本的スキルを学んだ後は、まずは実際に自分でレイアウトを行ってみることです。自分で適当な文章、写真を用意し、巷で発行されている雑誌、チラシを参考にしながら、架空の紙面を実際にレイアウトしてみます。最近は、パーソナル編集長など、一般の人が自分で冊子やチラシを作るためのソフトもあります。一般向けのソフトは比較的操作も簡単なので、こうしたソフトを使って紙面づくりを実際に行ってみるのも、レイアウトの練習になります。学校やサークルの機関紙、ミニコミ誌などを自分で作るのも練習になります。
まずは職場で実務経験をつむこと
DTPデザイナーを募集しているところは、やはり経験者を希望するところが多いのですが、未経験OKのところもあります。ただ、未経験といっても、実務経験がない、ということで、最低限、専用ソフトの操作が出来ることが条件のところがほとんどです。また、専用ソフトが使えないとしても、これまでにミニコミ誌などの編集や、チラシ作りの経験があるのなら採用してくれるところもあります。この場合、自分がこれまでに作ったもののサンプルを持参するとよいでしょう。はじめのうちはDTPデザイナー専門ではなく、他の雑用もこなしながら現場での作業の流れを学ぶことになります。スケジュールの立て方、他の部署の人との連携などを現場で学び、きちんと納期に間に合うように作業が出来るようになれば、DTPデザイナーとして認められるようになり、報酬もアップすることになります。