インフラに関する学習は自学自習
インフラエンジニアとして通信インフラに関する学習をするならば、まず基本は自学自習となるでしょう。そもそも、企業内の通信インフラは、企業の運営に直結する現代の企業の心臓部と言える重要なシステムであり、これから勉強をはじめる初心者が触れられるものではありません。しかし、独学とは行っても全ての知識をテキストを読むことで補うことにも限界があり、少なからずネットワークと通信インフラに関する実戦を経験しておく必要があるでしょう。ただ、ここで企業レベルの通信インフラを自前で用意するのでは無く、無理の範囲でできる限りの通信インフラを構築するだけでもう充分すぎる実践経験となるのです。
ひたすら実践を積み重ねる
個人で用意できる通信インフラの実践としては、個人用のインターネットと、そして日ごろ愛用している自分のパソコン、そして中古でも良いので端末となるパソコンを複数台用意し、配線となるLANケーブルなどを用意すれば、実践の準備としては充分でしょう。後は愛用のパソコンをサーバーとして、中古パソコンと接続し、複数のパソコンをサーバーPCで管理する手法を実践し、そこにさらにインターネットと接続します。ネット上でのWebサーバーの扱い方も実践すれば、後はそのやり方のままにネットワークの規模を拡大するだけでとなるのです。ただし、それは通信インフラのネットワークを構築する段階での話であり、巨大化した通信インフラがその規模によりトラブルやエラーが頻発するようになるのは避けようがありません。そうなった段階で必要となるのは、トラブルに迅速に対応する対処法の学習なのです。
トラブルを実地で解決することが重要
整備され規模の大きくなった通信インフラで頻発するトラブルを未然で防ぐことは難しく、実際にトラブルが起こってから迅速に解決するしかありません。そしてそんな通信インフラのトラブルを解決するための対処法は、発生したトラブルを一つ一つ解決して経験を積みながら身につけていくのが一番の近道なのです。勿論そうしたトラブルを発生してから対処していたのでは、インフラエンジニアとして勤める企業は大損害と被ることになるでしょう。実地で経験を積む代わりに、サーバーとネットワークを仮想化し、実際の通信インフラのようにトラブルを発生させその対処法を実地で習得することが可能となります。インフラエンジニアとして勉強するにはこの仮想化技術が非常に重要な要素となるのです。